原価率が良くなるとキャッシュフローも良くなる理由を解明する

「ちゃんと利益が出てるんだけど、どうしていつまでたってもキャッシュフローに余裕がないの?」

今回はそんな疑問を解明してみたいと思います。

秘密は「原価率」にある事が分かったのです。

 

理由を説明する為に、2つの例で比較したいと思います。

A社
売上高5億円
原価率50%
経常利益率10%
従業員20名
人件費 20名X30万円=600万円

経常利益は5,000万円

税引き後の純利益で3,000万円

1人あたりの売上高も250万円と優秀な企業です。


 

次年度に120%成長の計画を立てるとすると、売上高は6億円

仕入れに必要な原価は原価率50%なので3億円

1ヶ月に必要な仕入れ金額の平均を出すと2,500万円となります。

税引き後の利益が3,000万円でした。

ここから1ヶ月分の人件費を引くと残りは2,400万円。

 

「現金2,400万円ー仕入金2,500万円」をすると現金がショートします。

1ヶ月分の仕入れをする現金が足りなくなってしまいます。

 

 

続いてB社の場合で考えてみましょう。

B社
売上高5億円
原価率40%
経常利益率10%
従業員20名
人件費 20名X30万円=600万円

A社と違うのは「原価率」だけ。

先ほどと同じ事をやってみます。


 

次年度に120%成長の計画を立てるとすると、売上高は6億円

仕入れに必要な原価は原価率40%なので2億4,000万円

1ヶ月に必要な仕入れ金額の平均を出すと2,000万円となります。

税引き後の利益が3,000万円でした。

ここから1ヶ月分の人件費を引くと残りは2,400万円。

「現金2,400万円ー仕入金2,000万円」で現金は回ります。

 

A社とB社を比較すると、売上は同じなのに、

1ヶ月に必要な現金が500万円も違うのです。

これが毎月続くのですからA社はどうしてもキャッシュが回りにくくなってしまうのです。

 

 

実際のところ、税金は分割で支払ったり、売掛をしたりするので、現実と少し違うところはありますが、1年スパンでみると今回の例と大差はないはずです。

 

A社の業績は決して悪くありません。むしろ優秀です。

にも関わらず、キャッシュが足りないという状態になる。

 

一般的に原価率が高いと、経常利益率も低くなりがちですが、

キャッシュフローも苦しくなりがちなのです。

 

 

ただし、ここで言いたいのは、

「原価率が高いのはダメだ」という事ではありません。

「安さ」戦略の企業で、素晴らしい業績の会社も沢山ありますので。

 

高い原価のまま売上を伸ばしていくならば、相当な資本、現金が無いとキャッシュフローは回らなくなってしまいますよ

という事を言いたいのです。

 

もし、「いつもキャッシュフローが厳しい」と思っていたら、

1度計算してみるのも良いと思います。

 

私達と一緒にNo.1を目指しませんか?
株式会社ドラフト採用情報

年率10%で成長する巨大なアパレルEC市場の中で私達は「メディア」を活用した双方向性ECサービスを運営しています。事業拡大の為、人材を募集しています。

おすすめ戦略本を5冊紹介します
ドラフトの戦略を作る時に役立った

世の中には「経営戦略」に関して書かれた本は沢山ありますが、特におススメの5冊を紹介します。私がドラフトの戦略を作る際にも大変役に立ちました。