「顧客に密着する戦略」を採って、素晴らしい業績を上げているタクシー会社があった

先日、スタッフが朝礼で、面白いタクシー会社の事を話してくれました。

 

「長野中央タクシー」というのですが、

 

「予約のお客さんしか乗せない」

 

という面白いやり方をしています。

 

 

最初は、予約だけだとお客さんが少ないんじゃないか?と思ったのですが、

なんと売上高、経常利益共に、長野県のタクシー会社でNo.1だそうです。

 

通常は、タクシー1台あたりの売り上げが1か月60万円らしいのですが、

中央タクシーの場合は、その倍の120万円もあるそうです。

 

売上14億円というのも納得。

きっと毎日予約でいっぱいなんですね。

 

 

話を聞いてみると、「顧客に密着する戦略」を採っていて、次の言葉が全てを表しています。

 

中央タクシーのドライバーは皆、親切すぎるほど親切。

高齢者にはさっと手を貸し、さりげなく買い物袋を運び、雨の日には傘も差す。

そして、車内の会話を通して客の家族のことを気にかけ、300メートルという超近距離でも喜んで運行する。

 

 

そしていろんなエピソードがあります。

 

東日本大震災発生直後、成田空港に12時間遅れで到着した高齢の女性は、「空港送迎サービス」で彼女を待ち受けていた中央タクシーの運転手に出会い、号泣した。

家に帰れる安堵感でどっと噴き出した。

 

ある乗務員は、病院まで乗せてほしいとのご依頼をいただいてご自宅へお迎えに伺ったところ、 車に入らない電動車椅子のお客様でした。

本来であれば、そこでお断りしても法的に何の問題もありません。ところがその乗務員は、とにかくお客様を病院にお連れしなければということで、1時間かけて車椅子を分解して車に載せ、10分先の病院までお連れして、また車を組み立てて差し上げたのです。

いただいた料金は、車を走らせた10分間分のみでした。

 

観光で長野を訪れた夫妻は中央タクシーを利用した際に、気分が悪くなり社内で嘔吐してしまった。

夫妻は目的地に着くと山口運転手に汚れた服を捨てるようにお願いするも、運転手はお客の服を綺麗にしてホテルの窓口まで届けた。その後、山口運転手のもとに夫妻からの感謝の手紙が届けられた。

 

「どうしよう。財布を落としたみたい」。中央タクシーの運転手が、地元の幼稚園から病院へ女性客を送り届けた時だった。

女性は自分が財布を持っていないことに気づき、おずおずと運転手に伝えてきた。

この時の運転手の対応は、見習うべき「伝説」の1つとして従業員の間で語り継がれている。

まず、車内のどこにも財布がないことを確認した後、女性に「お代はいつでも結構です」と伝えた。

そしてとりあえず病院で用事を済ませるよう促し、自身はその間に幼稚園に引き返す。

幸いにも幼稚園の入り口と乗車場所の間に財布を見つけ、運転手は病院まで届ける。そして運賃は、女性が乗車した幼稚園から病院までしか受け取らなかった。

 

1998年、長野オリンピックの対応にも驚かされました。

世界中から報道機関が集まり、破格の値段で全車借り上げの予約が入ったが、

いつも通院で利用していただいているお年寄りのことを考え、特需よりいつものお客様を大切にし、あえてキャンセルしたそうです。

 

これは、あれですね。

ディズニーの伝説と似てますね。

 

 

きっと売り上げのほとんどがリピーターでしょう。

 

 

また、別の視点から見ても「予約のお客さんしか乗せない」という絞り込みはメリットがあります。

 

駅前でお客さんを探すライバルタクシー会社とは、ターゲットとするお客さんが違うので価格競争にならない。

 

街中を流してお客さんを探す必要がないので、ガソリン代が浮く。

 

お客さんを探す時間が要らないので、人材が遊ばない。

 

 

普通だったらお客さんを探しにいきますよ。

予約だけに絞るってなかなか出来る事ではないです。

 

ものすごく考えられていると思います。

 

「顧客に密着するやり方」のお手本中のお手本ですね。

 

 

私達も目指すべき方向はこちらで、

ディズニーや中央タクシーみたいに、チャット相談で伝説を作りたいです。

 

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