ネット印刷業界でバチバチの2社ですが、戦力を集中させている所は違うんです。

印刷

昨日は、「戦力を自社の強みに集中させなければいけない」と書きましたが、

今日は、ネット印刷業界でトップを争う2社の例を使って、

戦力を集中させる事例を紹介したいと思います。

 

事例で使う2社は

プリントパック

ラクスルです。

 

有名な会社なので、利用した事ある人もいるのではないでしょうか?

どちらもネットに特化した印刷会社なのですが、もちろん違いがあります。

 

 

プリントパックの場合

もともとは製版事業と印刷事業を行っていたそうですが、思い切って印刷事業に集中したそうで、

その結果、十数年間で売り上げをなんと50倍も伸ばしたそうです。

 

プリントパックの特徴はとにかく安いです。

弊社でも印刷物を注文する時は、いろんなサイトで比較をするのですが、プリントパックが1番安い。

印刷に集中しているだけありますね。

 

なぜこんな安さが実現できるのかというと、

全国に工場を9個も持ち、データチェックから印刷、加工、出荷までのすべてを自社内で行う事を可能としているからです。

 

プリントパックは「自社一貫印刷が出来る設備」に戦力を集中させているんですね。

その結果として「安い、早い」という強みが生まれるのです。

 

 

ラクスルの場合

ラクスルは2009年9月に創業したばかりの新しい企業です。

当初はオンライン印刷の価格比較サービスからスタートし、その後オンライン印刷の一括見積もり事業を開始。

現在では印刷会社をネットワーク化し、提携している印刷工場の非稼働時間を活用して安価な価格で印刷を行うというビジネスモデルです。

 

が、現在は赤字です。

 

2014年には約14億5,000万円の資金調達を実施し、

2015年にも第三者割当増資により40億円の資金調達を実施。

 

調達した資金は何に使うのでしょうか?

提携している印刷工場を買収、もしくは建設し、プリントパックを追撃するのかと思いきや、ラクスルはそうはしませんでした。

 

印刷工場を持つだけなら、プリントパックと競合になるし、これでは勝てないと判断したのかも知れませんね。

 

では何に資金を使うのかというと、ラクスルはチラシの印刷だけでなく、

チラシのデザインや、印刷したチラシのポスティングといった、「印刷の前後の作業」をカバーするプラットフォーム構築に戦力を投入していくそうです。

 

デザインやポスティングを自社で出来ない企業をターゲットにしていくのでしょう。

 

 

印刷設備に戦力を集中させるプリントパック

印刷前後のプラットフォームに戦力を集中させるラクスル

 

お客さんが選ぶ理由は違いそうですね。

 

例えば弊社だと、デザインは自社で出来るし、

ポスティングも商品と一緒に入れるので必要ありません。

となると、より安いプリントパックを使います。

 

その反対に、例えば街の飲食店や美容院では

「デザイン→印刷→ポスティング」を全部やってくれるラクスルを使いたがるかもしれません。

 

 

両社は、目指している最終形ではターゲットとする顧客が違うのかも知れません。

今後2社がどうなっていくのか、注目ですね。

 

 

・・・という風に、ある分野でNo.1になりたければ、競合をよく調査し、

「自社の強み=お客さんが選ぶ理由」に戦力を集中させる必要があるのです。

 

お客さんは他店ではなく、なぜあなたのお店で買ってくれるのですか?

 

もし明確に答えられないならば、自社の強みが曖昧になっているかも。

余計なところに戦力を投入しているかもしれません。

 

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