JINSの値上げ戦略がその後どうなったのか?調べてみた

2015年の4月に「JINSが値上げ戦略をするので結果がどうなるのか要注目」といったブログを書いていました。

今日はその後がどうなったのか?書こうと思います。

16年8月期の決算によると、

売上461.8億円(13.5%増)

営利36.8億円(2.8%増)

となっており、値上げ戦略はどうやら上手くいった様です。

 

実際に平均単価も上昇していますね。

jins

 

そもそも高価格商品を増やす事になった理由が、

「低価格メガネブームが一巡したこと、他社も似たようなことをやりだしたことが原因」だと書かれていましたが、

ここで更なる値下げ戦略を取らなかった事が、私は勝因だと思っています。

 

値下げって簡単に出来るけど、本当にキリがないので、良く考えてやらないと上手くいかない場合がほとんどです。

福井の会計士 谷川さんがミスタードーナツの値下げについて面白い事を書いてたので、ちょっと紹介させてもらいます。

ミスタードーナツの年間販売個数は6億個だそうですが、去年の11月から大幅な値下げを敢行したそうです。

値下げ前

ミスドの平均販売価格130円

原価26円

1個あたりの利益104円

販売個数が6億個なので、合計粗利=624億円

 

値下げ後

ミスドの平均販売価格110円

原価26円

1個あたりの利益84円

販売個数が6億個なので、合計粗利=504億円

 

販売個数が同じなのに粗利が120億円もダウンしています。

値下げ前と同じ粗利を得ようとするならば、販売個数を6億個→7.4億個(20%増)にしなければいけないのです。

:引用終わり

ミスドが値下げしようとした理由は、コンビニドーナツを意識してかなと思うのですが、販売個数が20%も伸ばせるのか?

調べてみたら直近の決算状況ではむしろ売上は6.6%ダウンしていました。

 

「値下げは簡単に出来るけど、簡単にしてはいけない」というのはこういう事です。

もし値下げするなら、ちゃんと数字に落とし込んでからやらないと「まさか利益が減るとは思わなかった・・・」なんて事になるのです。

 

最後に、こんな格言があります。

値下げして倒産した会社はあるけど、値上げして倒産した会社はない。

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