「ブロンコビリー vs さわやか」をやってみた後編 原価率って低い方がいいの?高い方がいいの?

昨日書いた続きです。

「ブロンコビリー vs さわやか」をやってみた前編 どっちの方が集中してる?

2017.03.16

前編ではブロンコビリーとさわやかの「出店戦略」と「メニュー」について比較しました。

後編では「原価率」について比べてみたいと思います。

 

ブロンコビリーは飲食業界では驚異の15%という利益率を叩き出していました。

その要因の1つが27%という原価率の低さ。(他のファミレスに比べても低い)

ブロンコビリーの営業利益率が15%の理由

 

 

それに対して、さわやかはどうでしょうか?

非上場企業なので正確な情報は得られなかったのですが、

250gのげんこつハンバーグ(牛肉100%)が1,058円という事から推測するに、原価率は結構高いのではないかと思います。

私は飲食業のプロではないのでハッキリとは分かりませんが、原価率50%くらいあるのではないでしょうか。

 

 

ブロンコビリーの原価率27%

さわやかの原価率50%(予測)

結構違いますよね。

 

 

では、飲食業の原価率って高い方がいいのでしょうか?低い方がいいのでしょうか?

 

TKCが公表しているこんな面白いデータがあります。

黒字飲食企業の原価率:48%

赤字飲食企業の原価率:40%

参照:Vitta Ricca.

 

なんと黒字企業ほど原価率が高いんです。

美味しい物を安く売る→リピートに繋がるという事なのでしょう。

さわやかのげんこつハンバーグのリピートが多いのも、きっとこういう事です。

 

さわやかの場合は静岡にしかお店を出さないと決めているわけですから、当然リピートは大切です。

原価率は自社の戦略に合わせて、設定するのが正解なのでしょう。

 

 

では、ブロンコビリーは良い材料を使ってないのか?というと決してそんな事はないでしょう。

ブロンコビリーの原価率が低いのは、ステーキに集中し、なおかつ原価を下げる努力を行っているからです。

分かりやすいのは、「牛肉を大量に仕入れればその分安くなる」という規模の経済です。

ブロンコ さわやか
売上 180億円 60億円
店舗数 108 30

売上と店舗数で3倍の差があるという事は、3倍の牛肉を使うという事で、調達価格は確実にさわやかよりも安いはず。

 

事業を拡大するには投資、つまり資金が必要で、東証1部上場も果たしています。

関東エリアに進出する為に、厚木市に第2の自社工場も建設していますね。

 

また、前へ進む勇気も必要です。

常に業績拡大の挑戦を続ける。

この努力が原価率を低く抑える事に繋がっているのです。

 

一方でさわやかは「静岡以外には進出しない」と公言しています。

しかしそれが悪いかというと、そうでもない。

原価率が高くても業績が良いのは、徹底した集中の賜物でしょう。

きっと静岡の人はさわやかが大好き。

 

 

集中力ではさわやかの方が上ですが、売上や利益で見るとブロンコビリーの方が上。

これはどちらが良い、悪いという事ではないのです。

 

まとめ

「さわやか」の評判は全国でも話題になっていて、進出して欲しいという要望が多いみたいです。

静岡しか出店しないと言っていますが、ドミナントで出店すれば、成功する確率はかなり高いような気がします。

 

それもこれも、「集中」したからこそでしょう。

同じくブロンコビリーも「集中」をしっかりやっている。

 

成功したければ、まず集中する。

その上で、「安い」「他にない」「密着」の戦略を立て、強みを深掘りしていくのが成功のセオリーである。

 

これはまず間違いないと思うのです。

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