新興電力会社はどのようにして古参電力会社と戦うのか?

電気料金を安くする事が規制緩和の狙い

昨日は電力会社のシェアについて書きました。

電力会社のシェアって知ってますか?電力小売自由化って?

2017.05.08

規制緩和で新興電力会社が100社出来たが、市場シェアはまだ7%という状況でどのように戦っていくのか。

やり方としては2つあると思います。

①価格戦略

②付加価値戦略

まず①は簡単ですね。既存の料金より安い金額を提供する事で乗り換えてもらう。

「価格競争が生まれる事で、電気料金が安くなる」という政府が描いた動きです。

②の付加価値戦略は既存のサービスと電気のセット販売。

例えばNTTやsoftbank、auが通信インフラと電気をセット販売する、ガス会社がガスと電気をセット販売する等して、トータルコストで値下げするというやり方ですね。

電気を調達する方法は2種類

肝心の電気を調達する方法としては、「自分で発電するやり方」と「他社の電力を仕入れて販売するやり方」の2種類があります。

こうする事で市場に参入するプレイヤーを増やし、市場の競争をより活性化させるという狙いでしょう。

今まであまり意識してこなかった「電気をどこから買うか?」

今後はネット回線やスマホ回線を選ぶように電気も選ぶ時代になりそうですね。

さらに進む規制緩和策

現在、古参の電力会社にとって有利な事がまだあります。

それは送電線。新興電力会社は古参電力会社の送電線を借りて電気を提供する必要があります。

そうすると古参と新興の立場は対等ではなくなりますよね。

ですから2020年までに、古参電力会社は送電事業と分社化しなければならないそうです。

「電気を発電する企業」と「インフラを提供する企業」を分けることで、さらに市場競争は活発化されるでしょう。

電気市場は面白い事になってますね。

今後の電気市場の焦点は原子力

上記のように電力市場は新興電力会社の登場で競争が活発化されそうですが、その新興電力会社が恐れているのが”原子力”です。

世の中の流れとして「原子力止めよう」というという流れですが、原子力は既存の火力発電や水力発電に比べて発電コストが圧倒的に安いです。

もし古参の電力会社が原子力を前面に押し出して、安い電気料金を提示してきたら、新興電力企業にとって脅威となるでしょう。

原子力の今後の動向には、新興電気会社との政治的な絡みがあるのかも知れませんね。

原子力の動向次第では、古参の電力会社は自社で電気を販売するのはやめて、卸に特化するという道を選ぶのかも知れません。
どちらにせよ今回の電気市場は、国の方針や規制緩和で新たな市場、競争が生まれた例です。勉強になりました。

明日は「新興電気会社に乗り換えると電気代はどのくらい安くなるのか?」について書こうと思います。

電気料金の明細って今までちゃんと見た事なかったですが、専門用語が使われて、プランも複雑。(スマホみたい)

良い機会なのでドラフトの電気料金も見直したいと考えています。

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