自動運転ではすでに主導権争いが始まっている。自動車業界 vs IT業界

自動運転市場の主導権を握るのは?

2025年頃から自動運転技術が実用化されると言われていますが、自動運転での主役はAI(ソフト)であり、車体(ハード)は重要性が落ちると言われています。

PC市場で考えてみると、主導権を握っているのはMicrosoftを始めとしたソフト企業であり、「ハードを提供する企業は主導権が失われ激しい競争に巻き込まれている」という現状を見るとそう思うのも分かりますよね。

現在自動車業界で主導権を握っているのは自動車メーカーですが、自動運転が実用化されるにつれて主導権はソフトを提供するIT企業に移っていくのでしょうか?

自動運転は「AI」と「車体」と「半導体」の3つが主役となり得る

PC市場の時と大きく違うのは、自動車は3万点以上の部品から構成される最高に複雑なハードウェアという点です。

PCのように部品を買ってきて購入すれば組み立てられるというものではありません。

そこが自動運転の難しいところであり、ソフト企業が簡単に主導権を獲る事が出来ないと言われている理由です。

そしてもちろん自動車メーカーも自社で自動運転車を開発しようと研究しています。

先日トヨタとNVIDIAの提携が報道されましたが、トヨタも自動運転の開発を急ピッチで進めています。

NVIDIAとは?

PCの画像処理する半導体で有名な企業で、自動運転に使われる半導体でNo.1と言われている。

 


完全自動操縦向け DRIVE PX 2 NVIDIAページより

自動運転は「AI」と「車体」そして「画像処理半導体」が揃わなければ成り立ちません。

人間に例えるならば「脳」「体」「目」といったところでしょうか。

今までのAIは「脳」だけでしたので出来ることが限られていましたが、画像処理半導体という「目」を手に入れる事で、自動運転に限らず爆発的に出来る事が増えると言われています。

それくらい「画像処理半導体」は重要なのです。

以上のような状態ですから、どこが主導権を握るのか全く分からない状況なのです。

「AIやIoTなんてまだまだ先の事だろ」と考えずに、未来を予測してしっかり準備しておかないとトヨタのような超大企業だって乗り遅れてしまうという事ですね。

ちなみにソフトバンクも10兆円のファンドを作り、AIやIoT分野へ積極的に投資して主導権を獲りにいこうとしています。

孫正義さんの描いている未来とは?ソフトバンクの次なる1手

2017.05.15

先ほどのNVIDIAの株も4500億円相当を買い集め、第4位の大株主になっています。

自動運転でネット通販がどう変わるのか予測しておくのが大切

自動運転市場の当事者だけでなく、私達も自動運転が商売にどのような影響を及ぼすか、しっかり考えておかなければいけません。

例えば、タクシーや駐車場業界には直接的に影響があるでしょうし、交通事故が減る事で自動車修理や保険、弁護士など間接的に影響を受ける業界もあるでしょう。

もちろん私達にだって影響はあるはずです。

画像処理+AIはコーディネートの診断にも使えるでしょうし、自動運転は荷物の配達を便利にしてくれるでしょう。

自動運転やAIは特異点を超えたら、あっという間に広がります。

AIやIoTを上手く活用する事で、さらに差別化を強めるための準備を進めておかなければいけないのです。

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