クックパッドの株を買ったその後。大損。だがしかし・・・

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2017年の5月にこんな記事を書きました。

「クックパッドの株は今が買い」と思う理由を説明します

2017.05.26

当時私は実際にクックパッドの株を買ったのですが、こんな質問を頂きました。

以前クックパッドの株価・競合他社についての考察があったと思いますが、現時点で振り返ってみて当時の考察がどうであったか。

ご覧の通り株価は更に下落しています。

2017年5月884円→2019年3月291円

こりゃ大損やで。

ということで当時の考察も踏まえて現時点の振り返りを行います。

クックパッドの現状を調査してみた

単位:百万円

減収減益

減収減益の理由とは?

クックパッドの売上の柱は2つ。

①「クックパッド」のプレミアム会員の売上

②「クックパッド」の広告売上

それぞれ見ていきましょう。

①プレミアム会員の売上

88億円→85億円へ減少

しかしプレミアム会員数は増えている。

196万人→205万人と+9万人

じゃあなんで売上が下がったのかというと、レベニューシェア会員が減っているんです。

レベニューシェアとは?
提携手段のひとつ。
この場合は「dグルメ」というNTTドコモと提携で提供するグルメ情報サービス。

一度整理します。

プレミアム会員の売上
69億円→72億円でプラス
レベニューシェアの売上
19億円→13億円でマイナス

その結果88億円→85億円へ減少。

外部提携に影響されない体制になってきたという風に捉えればプラス要因ですが、

1つ心配なのがアプリでの利用者数が減っている点です。

画像参照:クックパッドIR

②広告売上

41億円→33億円へ減少

内部要因…サービス開発優先のための販売枠制限、営業体制の変化

外部要因…食品業界における広告資源のテレビCMや店頭販促へのシフト

これ以上詳しいことは分かりかねるのですが、レシピサービスへさらに注力するという姿勢でしょうか。

クックパッドの挑戦

売上の減少が約15億円に対して、利益の減少が37億円ということは販管費を増やしているということです。

特に人件費で9億円、システムで8億円を増やしていて、クックパッドが何にチャレンジしようとしているのかをまとめました。

動画で3つの挑戦

CookpadTV

料理動画ではkurashiruDELISHが先行していますが、クックパッドもいよいよ本腰を入れてきました。


画像参照:クックパッドIR

料理をLiveで見ながら一緒に作れる動画構成になっているのがkurashiruDELISHと違うところですね。

芸能人の方も多数出演しています。

もちろん1分料理動画もありますよ。

過去の動画配信が見れるゴールド会員は月額400円(税込)です。

cookpad studio


画像参照:クックパッドIR

クックパッド上でレシピを公開している人であれば誰でも無料で使える料理動画撮影スタジオ。

動画未経験者でも、簡単にクオリティの高い動画を撮影・編集することが可能。

自分のレシピを動画にしたあとはcookpadTVで公開されるのはもちろん、SNSで公開することも出来ます。

cookpadの最大の特徴はユーザーが自分で作ったレシピをアップして、そこからコミュニケーションが生まれるという点です。

これは他のどのレシピサービスにもない差別化ですよ。

それをさらに強化するための施策ですね。

現在は代官山と心斎橋ですが今後も全国各地に続々とOPENしていく予定だそうです。

cookpad storeTV

大手流通チェーンと連動し店舗で料理動画を配信する「cookpad storeTV」


画像参照:クックパッドIR

オリジナル開発した店頭サイネージの設置台数は2018年12月末現在、全国で約4,200店舗に導入されているそうです。

これは献立に悩む方にとっても役に立つしスーパーマーケットとしても購買意欲を刺激することになりますね。

食品ECへの挑戦

画像参照:クックパッドマート

「豊富なレシピで献立の悩みを解決すること」にプラスして「食材も一緒に届けたい」という思いを形にしたサービスです。

ただ、食材ECは鮮度、温度管理、運送の課題などがあって、未だ成功している企業はありません。

それをクックパッドは皆の力を借りて、それぞれメリットがあるカタチで実現させようとしています。

まずは目黒区、渋谷区、世田谷区限定で始めるそうですが、どんどん拡大して欲しいですね。

詳しくは以前ブログで取り上げたのでそちらをご覧下さい。

クックパッドの食品ECはこんなカタチ

2018.09.11

IoTへの挑戦

スマートキッチンサービス「OiCy」

調理機器がレシピとつながることで、レシピ通りの調理や、好みに合わせたアレンジ、工程に合わせた調理ガイドなどを自動で行える ようになり、人と機器が協調することで実現する「新しい料理体験」の創出を目指すという取り組みです。

2018年8月に「OiCy」と連携した製品や サービスの実用化を目指していくパートナー企業10社を発表。

画像参照:クックパッドIR

同年12月にはパナソニック株式会社が展開するくらしの統合プ ラットフォーム「HomeX」において食・料理領域における戦略的パートナーとして共同開発を開始することを発表。


画像参照:クックパッドIR

海外での挑戦

2017年12月末 展開国数:68ヵ国 言語数:22言語

2018年12月末  展開国数:71ヵ国 言語数:26言語

海外展開にもすごく力を入れていて、日本国内での平均月間利用者数に近づいてきています。

ただし収益化はまだ出来ていません。

いいサービスを使っていただくということが大前提で、その中でマネタイズをするという形を考えるべきだと我々は考えています。

従って、順番としては先ずサービス開発で、日々の課題を解決するサービスを作り、その中でどこに有料化のトリガーをひくかを後から考えたいと思っています。

現段階で海外は投資フェーズですが、売上が立つようになれば大きな収益源になるでしょう。

まとめ

株価がピークだった2015年はウェディング事業やスクール事業をM&Aしていました。

しかし創業社長が戻ってきて、それらの事業を売却しクックパッド事業に集中するという発表をしてから株価は下降の一途を辿っています。

だけどそれは先程書いた通りレシピ事業に集中して突き抜けるため。

IRでの以下の発言にもその思いは現れていると思います。

国内レシピサービスにおいてはNo.1のポジションをさらに強固なものにしていきます。

海外レシピサービスについては、進出するそれぞれの国において圧倒的No.1のポジションを実現していきます。

私はそんなクックパッドの挑戦を応援します。だから株は持ち続ける!

 

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