「ルノアールが原価12%とのことでぶっ飛びました」という質問について

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こんな質問を頂きました。

ルノアールが原価12%とのことでぶっ飛びました。

コーヒーショップってこんな原価低いのか!?という驚きで共有です。

ルノアールとは?

東京、神奈川、埼玉を中心に120店舗を展開する昔ながらの喫茶店。

一般的な飲食店で原価率30%と言われていますから12%って相当低いです。

というのもルノアールのコーヒーって高いんですよ。

ルノアール ブレンド 640円

スターバックス ショート 313円

ドトール ブレンド 220円

これは相当利益率が高いんじゃないか?という事で調べてみました。

ルノアールの業績

単位:百万円

ところが営業利益率を見てみるとそこまで高くないんですよね。

原価率12%は噂なんじゃないでしょうか。

という訳でルノアールのIRから原価率を調査してみました。

ルノアールの原価率を調べてみた

ルノアールの原価率

2015年 2016年 2017年 2018年
13.0% 13.0% 12.8% 12.4%

本当に12%や

実はコーヒーって原価が低いことが有名なんですよ。

以前にも書いたのですが、コーヒーの原価率は5%程って言われています。

だから究極はメニューをコーヒーだけに絞り込むのが喫茶店を成功させるコツなんです。

↓詳しくはコチラ

この時代に喫茶店を出して上手くいく?成功させる方法とは?

2016.08.04

実はルノアールのメニュー構成はそれに近いものになっていて、食事のメニューはトースト、ケーキくらい。

(食事メニューも高くてピザトースト700円!)

成功する喫茶店のお手本のようなメニュー構成なんです。

高くても行っちゃうルノアール

「そんなに高いならスタバかドトール行くわ!」

となりそうなんですが、私もついつい行っちゃうんですよね。

駅の近くにあって便利だし、店舗が大正ロマンをコンセプトにしているらしく落ち着くんですよ。


画像参照:喫茶室ルノアール

打ち合わせまでに時間がある時はルノアールで仕事するなんてことが多いです。

 

店舗も東京、神奈川、埼玉のドミナントだし、

「他のカフェとは上手く差別化出来ているなぁ」と思っていたんですよ。

それなのになんでそんなに営業利益率が低くなってしまうんでしょうか?

ルノアールの戦略について

2018年度の決算書を分解してみましょう。

売上:7,753百万円

粗利:6,791百万円

販管費:6,464百万円

営業利益:327百万円

販管費が売上の83%以上を占めています。

ルノアールは何に販管費をかけているのか?

販管費の内訳を詳しく、見てみましょう。

販管費の内訳

単位:百万円 (カッコ内は売上比)

人件費:2,423(31%)

家賃:1,930(25%)

その他:2,111(27%)

まず人件費の比率が適正かどうかなのですが、むしろ優秀です。

飲食店ではFL比率(原価率+人件費率)の合計が60%が目安と言われていて、ルノアールは44%。

 

続いて家賃が適正かどうかなのですが、これも適正と言えるでしょう。

駅前という好立地なので普通の飲食店に比べると高いかも知れませんが、FL比率が低いから可能なのです。

 

じゃあ「その他」ってなんだ?

営業利益が低いのはこれが原因ですよね。

ですが、結論から申し上げると分かりませんでした。(すいません…)

2,111百万円のうち、敷金及び保証金で1,447百万円というところまでは分かったのですが、そんなに新規出店してないんですよ。

店舗数の推移

2016年 2017年 2018年
120店舗 119店舗 120店舗

なにか不動産的に特別なカラクリがあるのでしょうか?

詳しい方がいたら教えて下さい。

多ブランド展開

あともう1つ原因を挙げるとしたら、こんなに多ブランド展開をしている点です。


画像参照:銀座ルノアールIR

120店舗中90店舗が喫茶室ルノアールなのにもったいないなぁと感じました。

 

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