「佐川急便 vs ヤマト運輸」をいろんな数字で比較してみました

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私達のような通販業と切っても切れない関係にあるのか、佐川急便やヤマト運輸のような物流業者です。私達が梱包した荷物を、全国のお客様にお届けしてくれているのが物流業者さんであり、通販業は物流業者さん無しでは成り立たたないでしょう。それくらい通販業と物流業は濃い関係にあるのです。

そんなわけで今日は、物流業の2社をいろんな数字を使って比較してみようと思います。

佐川急便とヤマト運輸の売上はどのくらい違うのか?

単純にこの2社、売上やシェアはどのくらい違うのでしょうか?

以前はよく、「佐川急便は安いけど、対応があまり良くない」、「ヤマト運輸は高いけど、対応が良い」といった話を聞いたり、「ヤマト運輸は運賃の値上げをしていて、取引先が佐川や郵便に流れているらしい」といった噂を聞いたりしますが、実際のところはどうなのでしょうか?

そういったところも含めて調べてみたいと思います。

まずは売上の比較(単位は億円)

売上

※2社ともいろな事業を行っていますが、比較したのは純粋にデリバリー事業のみです。

ヤマト運輸の売り上げが右肩上がりなのに対して、佐川急便の売り上げは2011年をピークに減少しています。

続いて営業利益の比較(単位は億円)

利益

売上とは対照的に、佐川が伸び、ヤマトが減少しています。

2014年に関しては、佐川の営業利益の方が多いですし、営業利益率で言うと、佐川は5.1% ヤマトが3.3%です。

どうも2014年度は、両社にとって大きな変化点だったようですね。

佐川の営業利益が大きく伸び、ヤマトの営業利益は大きく下がっています。

こちらは両社の1件あたりの平均単価なのですが、佐川は2014年から料金を値上げしています。

単価

佐川は2015年も引き続き値上げを行っていますが、反対に発送件数は減少。

2013年度 発送件数13.5億個 @460円

2014年度 発送件数12.2億個 @485円

2015年度 発送件数11.9億個 @504円

その代わりに営業利益が年々増えているという事は、採算の合わない取引先は切っているのかも知れませんね。(amazonからの撤退が大きいと思われる)

それに対して、ヤマトは価格をそんなに変えずに、発送件数を伸ばす戦略を採りました。

2013年度 発送件数14.8億個 @591円

2014年度 発送件数16.6億個 @574円

2015年度 発送件数16.2億個 @595円 

ヤマトは2014年度が過去最高の発送件数ですが、営業利益は直近の5年では一番低くなっています。安い単価で無理をして、取引先を拡大したのかも知れませんね。(佐川が撤退したamazonの分をヤマトが引き受ける事になった)

このデータを見ていると、「発送単価と発送件数は反比例の関係」にあるという事がよく分かります。

つまり、宅配便業界はコモディティ化が進んだ価格競争が起きやすい業界だという事です。

ヤマトが差別化を進めて付加価値をつけたサービスを展開しても、他社がすぐにマネをして、さらに安い価格で契約を獲りに来る。そんな様式が思い浮かびます。

そして、スイッチングコストも低いんですね。現に私達も何度か物流会社を変えています。

営業利益率だけで見ると、佐川運急便はサービスと価格のバランスが良く利益を伸ばしている気がしますが、

シェアの関係はどうなのでしょうか?

また、ヤマトはどんな差別化をして、佐川よりも高い運賃で契約できているのか?

そして最近上場した日本郵便はどんなポジショニングで攻めてくるのか?

結構深そうなので、また後日調べて更新したいと思います。

続き なぜヤマト運輸は「他社より高い運賃」でも契約出来てきたのか?

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1 個のコメント

  • […] 本来は宅配総量が上がれば売り上げが上がって会社も儲かるはずなんだけど、こちらのサイトによれば実際にはヤマトと佐川で営業利益率は逆転していてヤマト運輸が3.3%、佐川急便は5.1%。 しかも佐川急便はアマゾンをやめた瞬間に営業利益率が超改善しており、なんだかアマゾン、ヒモのような存在の気配……。 […]