今期に入って楽天やyahoo等のモールは広告費を0円、各種セールへの参加も止めているのですが、戦略を変える前と比較してどのくらい変わったのか?良い機会なので調べてみました。
比べたのは2014年度と2016年度の楽天市場の実績です。
2014年3月~6月の楽天売上は1億800万円
残った利益は1,700万円(売上から原価や店舗費用等を引く)
2016年3月~6月の楽天売上は3,340万円
残った利益は1,940万円
楽天市場の売上は30%になってしまいましたが、残る利益を比べるとそんなに変わっていないのです。
2014年度は、セールにも参加し、広告も使い、送料も無料にして、と販促活動を積極的に行っていました。そうしないと売り上げが立たずに、利益が出ないと思っていたのです。
思い切って戦略を変更し、やる事を絞り込んでみた結果は上記の通り。(楽天を例に出しましたがyahoo等のモールも同様です)
ちょっと悲しかったのが、やる事を絞り込み以前と同様のサービスは提供しなくなったのですが、以前のお客様から「御社のサービスが無くなって困る」と言った声は1つも無かったという事。
つまり、私達が以前提供していたサービス(戦略)は同じ事をする競合店があって、別に私達のところから買う必要性がなかったという事です。
代替サービスがあるので、競争になる。結局はそういう事です。
今からでも楽天に広告をかけて積極的に投資していけば、もしかしたら売り上げは以前と同じくらいには戻るかも知れません。
しかしそうしないのは、私達が提供したい価値がモールでは提供しにくいからなのです。
結果として、私達は自社サイトに戦力を集中させる事になりました。(モールが良いとか悪いとか言う話しではなく、私達がより力を発揮できる場所がたまたまモールではなかったというだけで、モール向きの商品やサービスはあると思います)
これからモールの売り上げはさらに減少していくでしょうし、その結果モールから撤退する場合もあるでしょう。
その為にも、覚悟を持って自社サイトを強化していかなければならないのです。