密着戦略で経常利益率7%以上を叩き出すスーパーがあった

オオゼキ

スーパーマーケットで経常利益率7%オーバーという驚異的なスーパーがあると、今日の朝礼で部長が話してくれました。(勉強してるな)

そのスーパーの名前はオオゼキと言います。

オオゼキ

売上も右肩上がりで10年間で1回も経常利益率7%を下回っていません。スーパー業界でこんな企業があるとは知りませんでした。

そこで今日はそんなオオゼキが「どんな戦略を採っているのか?」書いてみようと思います。

 

福井に住む私が、オオゼキというスーパーをきいた事がない理由。

それは東京都を中心とした出店戦略を行っているからです。東京35店舗、神奈川2店舗、千葉1店舗の合計38店舗と間違いなく「ドミナント戦略」ですね。

前回GMS企業の分析をしたときに上手くいってるところはどこもドミナント戦略でしたが、オオゼキもやはりドミナント。実店舗においてドミナント戦略はかなり有効なんだなという事が分かります。

 

しかしオオゼキという企業を調べていくと、そんな事はほんの序の口に過ぎないという事が分かります。

最初に結論を書きますと、オオゼキは密着戦略で勝負をしている企業です。

店舗面積平均400~650㎡前後というスーパーとしては比較的小さめの店舗なのですが、オオゼキでは1店舗当たり総勢約50~60名の社員・スタッフを配置しています。これは同規模サイズの店舗で比較すると同業他社の2倍以上です。

また、通常は2割~3割程度とされる正社員比率は約7割にも達するそうですから、とんでもなく接客に力を入れているという事が分かります。

どうしてそんなに人員を配置するのかというと、オオゼキ全体で〝おもてなし〟に磨きをかけているそうです。

※以下HPから抜粋

「お客さまが喜んでいただけるなら」手間を惜しみません。単身世やご高齢の方が「パックの量が多過ぎる」の声を聞けばその場で小分けやカット処理を行います。お客さまが魚を眺めて迷っているようなときは社員がお客さまの希望に応じてメニュー相談やアドバイスを行います。

店舗の各担当の裁量に任せている部分が多いが故にスピーディな対応と個々のケースに応じた対応が可能となります。日々の会話の中で「それいいね、兄さんが言うならもうひとついただくね」「お兄さん、明日いるの?いるなら明日も来るよ!」信頼関係が生まれる瞬間です。

若いレジスタッフもスピーディな会計のための努力や研究はもちろん、買い物カゴの袋詰め台への運搬や袋詰め、お客さまに喜んでいただける店頭企画など多種多様なサービス提供に努めます。「オオゼキのレジはビックリするくらい早い!」お客さまの多くの声が私たちの誇りにつながっています。

 

これは間違いなく密着戦略ですよね。

その姿勢は店舗の外観にも表れていて、オオゼキはコンビニや多くのスーパー等で企業イメージを分かりやすくするような統一された店舗外観は指向せず、「地域でお客様が違うのだから店舗毎に独自のカラーになるのは自然なこと」という考えのもと、デザインやロゴにいたるまで店舗単位で外観を変えているそうです。

価格戦略の企業ならば、効率化の為に店舗のデザインやレイアウトは統一していきますが、完全に真逆のやり方ですよね。

 

さらにオオゼキの密着戦略は商品展開の仕方にも表れていて、全店舗ベースでの総商品アイテム数(SKU)が約3万点弱もあります。

多くの店舗がしょう油だけでも約80アイテム、お酢も60~100アイテムを常時揃えています。「お客さまの要望があれば、たとえ一品からでもあらゆる方法でご提供していく」ことに加え、店舗の担当者が「この商品を売りたい」「こんなものを並べたらお客さまも喜ぶだろう」と思う商品を仕入れるそうです。

 

人員の配置、接客、店舗展開の仕方、商品展開と全て密着戦略の考え方で統一されていて、素晴らしいですね。

効率化とは真逆の考え方ですから、普通に考えたら上手くいくはずがないと思うでしょう。しかしその結果については右肩上がりの売り上げと経常利益が証明しています。

密着戦略の素晴らしい成功事例を発見できました。

きっと価格競争とは全く無縁でしょう。こんなにきれいな戦略はなかなか無いと思います。

 

 

「ちゃんと作り上げられた戦略ってこういう事なんだ。他にない、マネされない強みはこうやって作っていくんだ。我々も見習わなければ!」と、興奮しながらこのブログを書きました。

 

オオゼキにかなり興味がわいたので、さらに調べてみると2010年に東証二部上場をMBOにて廃止していました。

MBO(マネジメント・バイアウトは、会社経営陣が株主から自社株式を譲り受けたりすることで、オーナー経営者として独立する行為)

一体なぜMBOしたのでしょうか?2010年から4年間は業績があまり伸びていませんが、もしかしたらこの期間に戦略の変更があったのでしょうか?

オオゼキ

また何か新しい事が分かったら書こうと思います。

 

オオゼキ

オシャレには戦略が必要です
40代以上のオシャレに悩む男性へ

私はこれまで様々な企業を調査して成功する企業には共通点、いわば“成功の戦略”がある事に気が付きました。それはファッションも同じで、“オシャレには共通点”があるのです。

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