即席ラーメン業界の王者「日清」はなぜNo.1なのか?調査編

日清

昨日は「日清」がどのくらいの売上と利益で、シェアがどのくらいなのかを書きました。

40%超の圧倒的シェアを獲得しています。(2位東洋水産は約23%)

なぜこのような圧倒的No.1を獲れたのか?また維持出来ているのか?その秘密を探りたいと思います。

秘密その①:1番初めにやっている

これはどういう事かというと、即席めんには「袋麺」「カップラーメン」「カップ焼きそば」「カップうどん」という4カテゴリがあるのですが、日清は全てにおいて、1番初めに発売しています。

袋麺の場合
1958年:日清チキンラーメン誕生
1963年:サンヨーピヨピヨラーメン誕生
1966年:明星チャルメラ誕生

カップラーメンの場合
1971年:日清カップヌードル誕生
1975年:サンヨーサッポロ1番カップスター誕生

カップうどんの場合
1976年:日清どん兵衛誕生
1978年:東洋水産赤いきつね誕生

カップ焼きそばの場合
1975年:まるか食品ペヤング誕生
1976年:日清U.F.O誕生
(唯一これだけ1番最初じゃない)

以上のように競合企業よりも各カテゴリへの挑戦が1番早いんですね。この新しい事に挑戦する事こそが、シェア拡大の重要な役割を果たしたのではないかと考えられます。

秘密その②:NO.1を細かく積み重ねている

以下は即席めんのシェアデータです。

1位 カップヌードル 4.50%【日清】
2位 赤いきつね 3.37%【東洋水産】
3位 シーフードヌードル 3.10%【日清】
4位 緑のたぬき 2.64%【東洋水産】
5位 ペヤング 2.43%【まるか食品】
6位 U.F.O 2.27%【日清】
7位 どん兵衛うどん(西) 2.13%【日清】
8位 カップヌードルカレー 2%【日清】
9位 まるちゃん焼きそば 1.91%【東洋水産】
10位 鴨だしそば 1.89%【東洋水産】
11位 どん兵衛うどん(東) 1.80%【日清】

データ元:東洋経済オンライン

カップラーメンシェア1位:カップヌードル4.5% 日清

カップうどんシェア1位:どん兵衛(西と東の合計)3.93% 日清

カップ焼きそばシェア2位;U.F.O 2.27% 日清(1位のペヤングは2.43%)

唯一焼きそばだけは僅差で負けていますが、それ以外はシェア1位を獲得しています。

日清が市場シェアの40%を獲り、そして維持出来ているのは各カテゴリにおけるシェア1位を積み重ねた結果なのです。

どの分野でもいいからNo.1の商品を持っていれば、利益は出やすい。

シェアNo.1、認知度No.1の強い商品を沢山持っているのが、日清の強みなんですね。

その証拠に、なんとたった5商品で市場シェア全体の15.8%も占めています。

そしてNo.1の商品が多いおかげで、日清は競合よりも高い利益率を維持出来ています。

業界1位日清の営業利益率10.7%

業界2位東洋水産の営業利益率8%

それ以降は3%台

実は市場全体でシェア1位を獲ったとしても、No.1が無ければ利益はほとんど出ないのですが、日清はちゃんとカテゴリ毎にNo.1を積み重ねた上で、全体のNo.1を獲得しているという訳です。

あとがき

巨大企業の日清といえども、採っている戦略は基本中の基本でした。奇抜な事は何もない。

だからこそ私達も戦略の基本は絶対に無視できないなと改めて思いました。

それと、調査をしていく中で、今まで聞いた事なかった即席めん企業を知りました。それらの企業もキチンと差別化をする事で、シェアは低くてもちゃんと利益を出しています。

それはまた後日書きたいと思いますが、以前に「圧倒的な強者が存在する市場で生き残る為に有効な戦略とは?」でも書きましたが、ポイントは【集中】です。

日清

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