「ブロンコビリー vs さわやか」をやってみた前編 どっちの方が集中してる?

先日ブロンコビリーの営業利益率が15%以上という事を書きましたが、

飲食業のブロンコビリーは営業利益率15%以上もある!理由を調べてみた

2017.03.14

東海にはもう1つ「さわやか」という人気ファミレスがあった事を思い出しました。

そこで今日は「ブロンコビリー vs さわやか」をやってみたいと思います。

 

簡単に両者を比較。

ブロンコ さわやか
創業 1983年 1976年
本社 愛知 静岡
売上 180億円 60億円
店舗数 108 30
店舗あたり売上 1.67億円 2億円
製造 自社 自社
上場 東証一部 非上場

売上と店舗数ではブロンコビリーの方が上ですね。

 

では、ここからは「出店戦略」「メニュー」「原価率」の3つで比較していきます。

まずは出店戦略の違い

ブロンコビリーは愛知の40店舗を中心として、東海、関東、近畿と積極的に出店し売上を拡大しています

一方でさわやかの方は、30店舗全て静岡県となっています。

両社共に集中出店戦略であると言えるでしょう。

ちなみに、さわやかは「静岡以外は出店しない」と決めているそうです。

 

続いてメニューの違い

ブロンコビリー ”ステーキ&ハンバーグ”

さわやか ”ステーキ&ハンバーグ”

同じ牛肉メニューですが、主力が違います。

 

ブロンコビリーは「ステーキ+サラダバー」が主力。

それに対してさわやかは「ハンバーグ」が主力。

さわやかの看板メニューげんこつハンバーグ

ごろっとしてていかにも美味しそう。

 

メインメニューの価格を比較してみました。

ブロンコ ステーキセット 2,786円
(+サラダバー、ごはん)

さわやか げんこつハンバーグセット 1,662円
(+サラダ、ごはん、コーヒー)

 

客単価はさわやかの方が安そうですね。

それなのに1店舗あたりの売上は、さわやかの方が上です。(ブロンコ1.67億 さわやか2億)

 

つまり、さわやかはリピート率が高いのではないかと推測しています。

静岡に全ての店舗を集中させるという徹底集中の成果ですね。

 

なんとさわやかの注文は90%がハンバーグだそうで、「出店戦略」と「メニュー」への集中ではさわやかの方が上かなという印象です。

 

 

そんな集中の鬼さわやかですが、こんな面白い話しを見つけました。

さわやか社長の言葉です。

「バブルのころは、アルコール類を含め約200種類のメニューを提供していた時もありました」

「調子に乗ってどんどんメニューを増やし、とんでもない店づくりをしていた」

 

しかし1通の手紙が届いたそうです。

「私が小学生のころのさわやかは、おとぎの国のような楽しいお店でした。かざってある物、テーブルやいす、それから働いている人や食べ物が明るくて踊っているように見えました、いつも気をつかって声をかけてくれました。どんないやな事がおころうと、さわやかで食事をすればがまんできると思いました。自分の大好きだったお店をどうかもう一度作ってください」

 

「さわやかは何屋で、どんな価値を提供してくれるのか明確にしてくださいと言われているように感じました」

参照:witunews

 

それ以降は、「お客様にどんな価値を提供するのか明確にする」という戦略の基本に立ち返り、かつ鍋やエビフライなど二百もあったメニューを削って、主力のハンバーグに特化したそうです。

集中を貫くさわやかにもブレた時期があったという事ですね。

 

最後に原価率の違いについても書くつもりでしたが、思ったより長くなってしまったので、続きはまた明日。

「飲食業界の原価率」と「集中をどこまでするべきか?」について書きます。

私達と一緒にNo.1を目指しませんか?
”オシャレ教育事業”のシェアNo.1

年率10%で成長する巨大なアパレルEC市場の中で私達は「メディア」を活用した双方向性のあるECサービスを運営しています。少しでも興味がありましたらご覧くださいませ。

おすすめ戦略本を5冊紹介します
ドラフトの戦略を作る時に役立った

世の中には「経営戦略」に関して書かれた本は沢山ありますが、特におススメの5冊を紹介します。私がドラフトの戦略を作る際にも大変役に立ちました。