アニメ市場を斬る(後編)1.8兆円のアニメ市場で売上No.1の企業はどこ?

昨日から「アニメ市場で利益を出すにはどうすればいいか?」について調べていますが、以下の3つが分かりました。

・制作だけ行う「下請け」は競争が激化している。

・利益を出すにはDVD販売やグッズ販売の版権を押さえておく必要がある。

・「制作委員会方式」という仕組みがあり、出資比率が高いほど版権比率が高まる。

アニメ市場を斬る(前編)制作会社の平均売上は40%減。アニメ市場で利益を得ているのは誰?

2017.09.19

そこで後編ではアニメ業界のNo.1について調べてみたいと思います。

1.8兆円のアニメ市場、シェアNo.1はどこ?

売上No.1は売上407億円の「東映アニメーション」。比較の為に同じく上位の「創通」と比べてしてみました。

売上比較

営業利益率

営業利益率に大きく差があるのが分かります。どうしてこれだけ差があるのかというと、東映の売上の45%は最も利益率の高い「版権ビジネス」で構成されているからです。

 東映の売上構成比率
映像制作販売 39%
版権事業   45%
 創通の売上構成比率
映像制作販売 75%
版権事業     3%

一体どんな版権を持っているかというと、「ワンピース」「ドラゴンボール」「プリキュア」など誰もが知っているような有名作品の版権を押さえているんです。関連グッズからの版権収入がすごく大きいんですね。

まさにアニメ市場の王道パターンです。営業利益率24.8%はとんでもない業績ですよ。

No.1企業でもシェアは2.3%

とは言え、1.8兆円という巨大なアニメ市場においてはNo.1の企業でもシェアは2.3%しかありません。つまり工夫次第でチャンスがある業界だということ。

なざならばアニメで1番大事なポイントは版権を押さえる事ではなく、”良いコンテンツ”を作ること。そして良いコンテンツを作るのは制作会社です。従来通りのTVや映画では小さな制作会社ではリスクが大きすぎますが、インターネットを活用すればいろんな展開が可能です。

ネット配信専門のアニメ制作会社が出てきても面白いですよ。

企画・制作・放送を全部自社でやる訳ですから。

TVや映画ですと放送される期間は限られてしまいますが、youtubeならば視聴者がいつでも何度でも見る事が可能です。1本だけでは大した広告収入にはなりませんが、コンテンツが蓄積されていくほど視聴回数は伸びていきますよね。仮に1日に100万回再生されたら月の売上は300万~500万円にはなるはず。アニメ制作して終わりではなく、継続的な売上を見込めるのです。

ネット配信なのでDVD販売は捨てる事になりますが、他のグッズを販売すれば良いんですよ。そしてインターネット配信のコンテンツなら海外展開も可能です。(字幕を付ければいいだけ)

テレビ離れ、DVD離れが進んでいますからアニメの主戦場がインターネットになり、個人レベルで才能を持ったアニメーターが活躍する日は必ず来ると思いますね。

私達と一緒にNo.1を目指しませんか?
”オシャレ教育事業”のシェアNo.1

年率10%で成長する巨大なアパレルEC市場の中で私達は「メディア」を活用した双方向性のあるECサービスを運営しています。少しでも興味がありましたらご覧くださいませ。

おすすめ戦略本を5冊紹介します
ドラフトの戦略を作る時に役立った

世の中には「経営戦略」に関して書かれた本は沢山ありますが、特におススメの5冊を紹介します。私がドラフトの戦略を作る際にも大変役に立ちました。