セイコーマートがフランチャイズ出店しない理由とは?

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セイコーマートは8割が直営店

食べ物が美味しいことで有名な北海道のコンビニチェーン「セイコーマート」ですが、出店戦略にも特徴があるんです。

なんとセコマ1190店のうち、8割が直営店なんですよ。

普通コンビニの出店戦略と言えば、加盟店オーナーからロイヤルティーを取る「フランチャイズ方式」。店舗費用や人件費はオーナーが出すので素早い出店が可能です。

そのメリットを活かしコンビニは一気に全国に広まりましたが、現在はオーバーストア気味になってきたことで、店舗あたりの売上高は伸び悩んでいます。

そんな中で人手不足や人件費、光熱費の上昇により店舗経営が成り立たなくなっているコンビニオーナーもいるそうです。

セコマが直営店化を進める理由

実はもともとはセコマも以前はFC出店が主でしたが、2009年には直営比率がFC比率を超え、現在は8割にまでなりました。では直営店にするとどんなメリットがあるのでしょうか?

答えは「出店地域が広がるから」です。

例えば「周辺住民は900人で4割が65歳以上の高齢者への出店」。普通このような状況ですと食べ物を主体に売るコンビニは成り立ちませんが、セコマは出店が可能です。

具体的には「朝6時半に開き、夜は8時に閉めて夜間の人件費や光熱費を抑える」という工夫をしていまして、ちゃんと黒字なんだそうです。

なぜFCでは出来ないのか?

フランチャイズの場合、加盟店オーナーは「初期投資を早く回収したい」という気持ちが働くので、長時間営業したくなるもの。

商圏人口が多かろうが少なかろうが「1店舗出す費用」は同じですから、フランチャイズでは出店できないんですね。

これはもうコンビニからの脱却である

とは言え、直営店を増やすことは同時に”収益性の低下”という事でもあります。ですからセコマは「小売」だけでなく「製造」と「物流」までも自社で行っているのです。

製造に関して言えば、既に10社を超える製造関連会社を抱えており、弁当や総菜、乳製品などを自社で生産しています。そして配送についても、トラック277台を保有していているそうです。

店舗で利益が生まれなくても、他の部門でカバーする。そして最終的に、企業全体として収益を生み出す仕組みを作り上げようとしているのです。店舗単体で利益を出さなけれなならないフランチャイズ方式ではマネ出来ない出店戦略です。

人口の少ない地域や離島に出店し北海道の人口カバー率が99.8%もあるのは、直営店だからこそ。セコマはもはや北海道のライフラインと言えるでしょう。

これが、北海道においてコンビニ業界の帝王セブンイレブンにすら負けないセコマの強さの理由です。

ある部分では収益性を低下させるが、別の部分で補うことでトータルでの収益性を上げていく。これは私達も応用できる部分がありますよ。勉強になりました。

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