中小企業はどこに資産を持つべきか?

前回は「資本を時代の変化に合わせて投資していくことが大切」と書きました。

では、そもそも資本がない中小企業は、まずどこに資本を持つべきなのか?

今日はそんな話です。

資本集約型と労働集約型

以下は資本の多い大企業(A)と資本の少ない中小企業(B)の例です。

両社は売上も利益も同じですが「戦略の作り方」が全く違うんです。

具体的に言うと「人件費」が違います。Aは”20”に対してBは”45”。

続いて”資本に占める人件費の割合”を出してみましょう。

企業A 4%

企業B 22.5%

つまり中小企業(B)の資本は「人材」ということです。

専門用語を使うと企業Aは「資本集約型」、企業Bは「労働集約型」と言い換えることが出来ます。

そしてこれは私の感覚ですが「大企業=資本集約型」である事が多いように思います。

「資本集約型」のメリット

資本集約型の例を挙げると、数百億円クラスの設備投資をして他社との差別化を図るやり方です。

言い方は悪いですが「売れる理由」を金で買う訳ですね。

資本があれば効率的ですし、他社にマネされにくくなるでしょう。

資本がない中小企業はどうするべきか?

資本がない中小企業は、最初は「労働集約型」でビジネスを展開するしかありません。

めんどくさい、ニッチ、など大企業がやらない部分を人手と手間をかけてやるんです。

資本は人材に投資する。そうやって「売れる理由」を作り上げていくしかない。

だから、中小企業こそ人材教育に力を入れる必要があるんです。だって大切な資本ですよ。(偉そうなことを言ってますが自分に言い聞かせてます)

そうやって業績を伸ばし「資本」を蓄積した後で初めて、「資本集約型」になれる可能性があるのです。

中小企業が順番を間違えると「富」は蓄積できない

人を増やすのはリスクがあるし、人材教育は大変だし、戦略を考えるのはめんどくさいし。

そんな理由で資本のない中小企業が「資本集約型」の真似ごとをするとどうなるか?

”何か”を犠牲にして「売れる理由」を作るしかありません。そうすると以下のようになります。

犠牲にする”何か”とは「粗利益」であったり「広告費」であったりする訳です。

資本集約型の真似ごとをして「無理やり売る」わけですから、利益はほとんど残らないのではないでしょうか。

まとめ

最近は株式市場が好況というのもあって「最初から数億円を投資してもらって資本集約型に持っていく」なんてやり方もありますが、そんなのはごく一部の企業です。

中小企業が最初に投資するべきは人材。そして「戦わない為の戦略」が必須である。以上が私の考えです。

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