値上げで不調のユニクロ。戦略転換か?次の打ち手とは?

売上高が前年を下回る月も目立ち始めた。ユニクロの不調が続いている。

と言われていますが、

2014年の秋冬物から原材料費の上昇を理由に、商品価格を値上げした事が原因だと柳井社長は認めている。という記事が出ていました。

 

ユニクロは2014年は5%、2015年も平均で10%と連続で値上げを行いましたが、

それが客離れにつながったというわけです。

2015年9月~2016年2月のうち、国内の既存店客数が前年実績を上回ったのはわずか1回のみだそうです。

 

客数の減少を値上げによる客単価の上昇で補い、売上高を確保するという当初の目論見が崩れた。と書かれていました。

 

 

今期の決算予測は、営業益が前期比27%減の1,200億円になる見込みだそうです。

27%減と聞くとインパクト大きいですよね。

 

 

では、どうするのかというと商品の値下げを行うそうです。

 

ユニクロのオンラインショップを見てみると、早速こんなバナーがありました。

ユニクロ

 

 

そっか。ユニクロ前と同じにして、お客さん戻そうとしてるんだ。という単純な話ではないと思います。

 

 

そもそも値上げしたのは、原材料費の上昇、物流コスト等の経費の上昇が原因だったはず。

 

にもかかわらず、再び値下するとなると、利益に与えるインパクトはかなり大きいです。

売上が下がる事や、販促費を増やす事よりも影響は大きいでしょう。

 

 

 

では、どうやってそのインパクトを吸収しようとしているのでしょうか?

 

柳井社長は

「企画から生産、販売をITで繋ぎ、顧客ニーズをすぐに商品化できるサプライチェーンにする」と話していました。

素早くで最適な数量を生産できる体制を構築するという事です。

 

余分なセールや、廃棄ロスがなくなる、人気商品の在庫切れを無くし機会損失を無くす。

といったところが狙いでしょう。

 

 

以前、ユニクロvsZARAを読んでというblogを書きましたが、

 

・ユニクロの商品構成は、商品構成の100%が流行に関係なく売れるベーシックカジュアル品。(普通は30%くらい)

・ZARAの年間商品数が18,000品に対して、ユニクロはたったの1,000品にまで絞り込んでいる。

・ユニクロの1商品は平均50万ロットという莫大な数ですから商品の企画は1年かけて緻密に行う。

 

というのがユニクロの特徴だったはずです。

 

 

「素早く最適な数量を生産できる体制」を構築するという事は、

今までの特徴であった、大量生産、大量販売のビジネスモデルをやめるという事ではないかなと思ったわけです。

 

 

それが吉と出るのか、凶と出るのか?

 

「ユニクロを選ぶ理由」までもが変わってしまう方向転換になるのか?

 

また、海外の委託工場の協力が得られるのか?

 

 

今後の展開は、非常に勉強になるし、要注目だと思います。

 

日本を代表するアパレル企業のユニクロ。

ぜひ業績を回復させて欲しいです。

 

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