「てるみくらぶ」が破産した本当の理由とは?

キャッシュが回らなくなり破産した、てるみくらぶ

「てるみくらぶ」の破産がニュースになっています。

破産を申請する直前の債務超過は約126億円まで急速に膨れ上がり、現預金が14億円から2億円に大幅に減少する一方で、前受金は70億円から100億円になっていた。

という事ですが、なぜキャッシュが回らなくなったのか?

ニュースでは「一昨年の春から、新聞広告を打ちはじめたことによって、媒体コスト、経費がかさんだ」とのインタビュー記事がありました。

yahoo!ニュースより

しかし、本当の理由は別にあります。

てるみくらぶが破産した本当の原因

てるみくらぶは1998年創業ですが直近の売上が約200億円と、海外旅行に特化した激安旅行を販売する”安さの戦略”で急成長した会社です。

しかしこの安さの戦略を生み出すカラクリこそが破産の原因となってしまったのです。

安さの戦略が実現できたカラクリとは?

どうやって安さを実現していたのかというと、「キャンセルになった航空券を安く仕入れる」独自ルートを持っていたのです。

さらに販売はインターネットに絞り、コストをかけずに安く販売するというやり方で急成長しました。

 

ところが2000年代になり業績は悪化します。

近年は航空会社も空席リスクを回避する為に、航空機を小型化するやり方に変えたのです。

そうすると今までのようにキャンセルが多くでないので、安い航空券を優先的に仕入れることが難しくなったのです。

 

こうして、”安さの戦略”が実現出来なくなったのが、破産の本当の原因です。

差別化の源泉である格安航空券の仕入が、航空会社の匙加減で変わってしまう。

つまり、「戦略上で大事な部分の主導権が自分達にはなかった」という事です。

昨日のブログでも書きましたが、いかに自社が主導権を握るかというのはとても大事なことなのです。

4月からまた1つモールを撤退します。あと2つ

2017.03.28

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