【世界シェア45%超】だとどんな業績になるのか?YKKの場合

ファスナー市場で圧倒的シェアを誇るYKKファスニング

ファスナーの世界シェア
1位 YKK 45%超(日本)
2位 riri 7%前後(スイス)
3位 IDEAL 7%前後(アメリカ)

ご覧の通りYKKのシェアは圧倒的です。しかも2位との差は6倍以上。

シェアの比率について

26.1%→競争から1歩抜け出した状態

41.7%→安定的トップシェア

73.9%→独占的シェア

YKKのファスナーは高品質。世界中の高級アパレルからファストファッションまで幅広く使われています。

なぜここまでシェアを伸ばす事が出来たのかというと理由は2つ。

【ファスナーを作る設備から自社開発している】

【ファスナーに関する技術1,200以上の特許を取得している】

(より詳しくは【ファッション豆知識】YKKファスナーのシェアが圧倒的過ぎる理由を解説しますをご覧ください)

YKKはファスナーに集中しているおかげで、市場において非常に有利かつ安定的な状態ですね。

非常に有利な立場にあるYKKの業績は?

単位:億円
YKK

予想通り製造業とは思えない経常利益率を叩き出していました。

さらにすごいのは、シェア45%を獲っているにも関わらずさらに売上を伸ばし続けている点です。なんと5年で+1,000億円(50%増)

技術力を活かし、紙おむつ用や鞄などさまざまな汎用資材分野、車両部材(主にシート)にも事業展開していて、「ファスナーから絶対にブレない」「現在の地位に満足しない挑戦者としての姿勢」は本当にすごいなと思います。

自己資本比率も57.4%と申し分ない数値ですね。

ところでYKKには「YKK AP」という兄弟会社があるのはご存知ですか?まさかの多角化か!?

YKK APとは何をする会社でどんな業績なのか?

YKK APはYKKの関連会社で、「窓、サッシ、ドアなどの建材」を作っています。業績は以下の通り。

単位:億円
AP

売上はYKKよりも多いですが、利益額は負けています。ではYKK APの市場シェアはどのくらいあるのか?

以下が主な競合の売上と経常利益です。市場シェアNo.1は「TOSTEM」という会社で、YKK APは2位ですね。

kyougou

上記のデータを基にシェアを出してみました。

TOSTEM 36.3%
YKK AP 26.3%
INAX 19.4%
新日軽 8.4%
サンウェーブ 5.4%
TOEX 4.2%

YKK APはシェア2位ですが26.1%を超えているのはさすがです。

競合5社からするとYKKファスニングという強力な資金源があるYKK APには脅威を感じていたのかもしれません。

そこで5社が協力してとんでもない行動にでます。

なんと5社が統合してLIXIL(リクシル)という企業になったのです。

漫画キングダムで秦が7国同盟に攻められたようなものですよ。

だがしかし、YKK APは2012年以降も業績を伸ばし続けます。

決して合従軍に負けてない。

きっとYKKファスニングの【品質】【技術力】【資金力】が大きく貢献しているのではないでしょうか。

言わばYKKファスニングは”函谷関”です。

函谷関

そしてもちろんLIXILという巨大な敵と戦わないような戦略を採っているでしょう。経常利益率はLIXILよりも上です。

YKKグループには優秀な戦略家がいるに違いないですね。

世界シェア45%も獲る企業は多角化したとしても、業績は好調でした。

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