いきなりステーキを運営する会社の実態を明かそう。前編

先日福井にも店舗がオープンしましたが「いきなりステーキ」人気ですね。

いきなりステーキが人気な理由を簡単に説明しますと、

 ①原価率50%以上の美味しいステーキが食べられる(飲食業だと原価率30%くらいが普通)

②ステーキ集中なので、調理も比較的簡単で原価率が高くても採算がとれる。チェーン展開もやりやすい。

立食スタイルも含めて「俺の~」をステーキに特化させたビジネスモデルですね。

俺のレストランの新業態は上手くいくか?

2015.10.05

しかし今日書きたいのはいきなりステーキの事ではなく、運営する会社全体の事です。

調べていく中でいろいろと勉強になりました。

いきなりステーキを運営するのはどんな会社か?

いきなりステーキを運営しているのはペッパーフードサービスという企業です。

創業は1985年と意外に古く、「炭焼ステーキくに」という業態でスタート。

1994年にペッパーランチというステーキをメインとした事業を開始。実はペッパーランチ事業がその後の業績を伸ばしていきます。

そして2006年にはマザーズに上場。

ここからは上場してからの業績推移を見てみましょう。

売上と営利の推移

ご覧の通り業績が良くありません。

2014年から業績が良くなっているのは「いきなりステーキ」を開始したからなのですが、今回私が注目しているのは以下の2点。

(本当の)主力であるペッパーランチがどうして伸び悩んだのか?

そしてなぜ、いきなりステーキが誕生したのか?

いきなりステーキの事だけを調べたとしても、ペッパーフードサービスという企業全体の事は掴めないからです。

どうしてペッパーランチは伸び悩んだのか?

主力であるペッパーランチの店舗数は減少を続けており、特に減少が大きいのがFC店舗です。

ペッパーランチの店舗数推移

原因1:店舗展開がドミナント方式ではない

ペッパーランチの店舗数は最大でも186店舗ですが、全国38都道府県に出店しており、出店戦略がバラバラだったようです。

店舗展開の事例を今までいろいろ見てきましたが、伸びる企業は必ずドミナント方式でした。

全国に店舗が散らばる=物流が大変だし、FC店舗へのサポートもやりにくいでしょう。

原因2:事業を集中していない

2017年6月末日現在の事業展開

・ペッパーランチ:国内116店
・ペッパーランチ・ダイナー:3店舗
・炭焼ステーキ・くに:7店舗
・こだわりとんかつ・かつき亭:1店舗
・炭焼ビーフハンバーグ&ステーキくに:1店舗
・92’S:16店舗
・東京634バーグ:1店舗
・牛たん仙台なとり:12店舗
・武蔵ハンバーグ:2店舗
・いきなり!ステーキ:129店舗
・CABステーキ:1店舗
・どんと家:2店舗

なんと12業種も展開しています。

店舗数が増えれば増えるほど、仕入れは複雑化し、マニュアルも複雑化します。

成功している企業とは逆の戦略ですね。

 

以上の理由がペッパーランチで業績を伸ばせなかった原因だと考えています。

そんな中、2014年にいきなりステーキがヒットして直近の業績は良くなっていますが・・・

後編では「いきなりステーキを生みだせた理由」と「ペッパーフードサービスの抱える課題」について書こうと思います。

いきなりステーキを運営する会社の実態を明かそう。後編

2017.08.09

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