求人広告市場で話題になったリブセンスの現在は?調査してみた

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今日は求人メディアのジョブセンスで有名なリブセンス(東証一部上場)を取り上げました。

ジョブセンスとは?
企業とバイト求職者のマッチングが成立すると費用が発生する成果報酬型の求人広告
就職祝い金で話題となった。

しかし最近はあまり「ジョブセンス」って聞かなくなりましたよね?

そんな訳でリブセンスの現状を調べてみました。

リブセンスの業績推移

単位:百万円

2013 2014 2015 2016 2017 2018
営利率 37.2% 14.8% 0.1% 9.6% 3.5% 1.8%

SEOペナルティで営業利益激減

2013年度の営業利益率は37.2%と驚異的な業績を叩き出しています。

ジョブセンスはSEOに強く広告費をかけなくてもアクセスを集めることが出来るのが強みだったんです。

しかし2014年度以降は営業利益が激減。

理由はGoogleのルールが変わりジョブセンスの特徴であるSEO集客が減ったからです。

SEOからの集客が見込めないなら広告などでアクセスを増やすしかない。

2013年度と2014年度を比較すると売上は横ばいだが販管費は10億円増加している。
2013年販管費→23億円
2014年販管費→33億円

通常の求人情報サイトと戦うようになってしまったという訳なのです。

しかしそこからリブセンスは売上を右肩上がりに伸ばしています。

どのように伸ばしていったのか見ていきましょう。

リブセンスの事業を細かく分析

売上の内訳

求人メディア:53億円(77.9%)

不動産メディア:9.2億円(13.5%)

EC:4.2億円(6.2%)

その他:1.6億円(2.4%)

売上比77.9%の求人事業

求人広告市場は市場規模が1.2兆円あると言われています。

しかしながらタウンワーク、indeedan、バイトルドットコム、マイナビバイト、フロム・エー、転職EXWantedlyなどの強豪がひしめく激戦区。

リブセンスはどのように差別化しているのでしょうか?

以下が運営しているメディアです。

画像参照:リブセンスIR

サービス名が変更になったようです

ジョブセンス→マッハバイト

ジョブセンスリンク→転職ナビ

求人事業の売上構成はこのようになっています。

画像参照:リブセンスIR

マッハバイトと転職ナビの伸びが鈍化しているのに対して「転職会議」というサービスが業績を伸ばしていますね。

転職会議とは?

いわゆる”転職クチコミサイト”

大手求人サイト・人材紹介会社への送客や、求人企業から転職潜在層への直接アプローチ出来る機能で収益をあげています。

競合には「Vorkers」「カイシャの評判」などがある。

Vorkersの会員数250万人、転職会議の会員数50万人。

カイシャの評判はエン・ジャパンが運営しており強力なバックボーンが有る。

明確な差別化もなくシェアNo.1でもないという印象です。

求人広告市場にはindeedなどの新しい競合もどんどん出てきていますし、Googleも市場に参入したりしています。

Googleが今度は求人市場に攻めてきた。Google for jobs対策は大丈夫?

2019.01.04

SEOという明確な差別化要因を失ってから求人メディア事業は苦戦を強いられているという印象です。

売上比13.5%の不動産メディア事業

以下のメディアを運営しています。

IESHiL→中古マンション情報サービス

DOOR chintai→成功報酬型賃貸情報サイト

不動産事業の売上推移

単位:百万円

2013 2014 2015 2016 2017 2018
売上 440 317 249 235 543 916

ここ2年で売上を伸ばしてきています。

ただしこちらも市場規模1.3兆円で、SUUMO、ホームズなどの競合がひしめく市場。

こちらも明確な差別化は今のところ見当たりませんでした。

売上比6.2%のEC事業

求人広告、不動産広告で苦戦する中で何か新しい事業を!

ということでwajaというアパレルECサイトを2015年3月に買収しています。

wajaってどんなサービス?

分かりやすく言うと、エニグモが運営するBUYMAの競合です。

60カ国、3000人のバイヤーが現地で仕入れた商品を販売するいわゆるC2Cサービスで取り扱いブランドは2300。

BUYMAとの違いはC2CでありながらAmazonやZOZOTOWINのようなフルフィルメントを独自で運営している点。

買収当時の業績は売上が4億5600万円、営業利益は1100万円。

リブセンスとしての企業買収は初でしたが2018年には売却しています。

売却直近の業績は売上4億円 営業利益-5,700万円だったので上手くシナジーを出せなかったのでしょう。

まとめ

リブセンスは競合が多い市場で明確な差別化がないまま苦戦が続いているという印象でした。

求人や不動産でもまずは何かに絞ってニッチトップを目指すという戦略を採るのが良いのかも知れません。

求人市場のニッチトップの事例としてクックビズという飲食業界に特化した求人サービスを運営している企業があるんです。

事例として勉強になると思いますので明日はこのクックビズについて書こうと思います。

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