急成長のいきなりステーキが、いきなり赤字になった理由とは?

LINEで送る
Pocket

いきなりステーキを運営するペッパーフードサービス

ペッパーフードサービスについて
いきなりステーキの他にも飲食店を運営していますが、いきなりステーキは売上比率85.2%の中核事業。
詳しくは→いきなりステーキを運営する会社の実態を明かそう。

2018年の純利益は-1.2億円の赤字になりました。

何があったのか?見ていきましょう。

急拡大する、いきなりステーキ

業績の推移

単位:百万円

売上も営業利益も約170%成長とすごい勢い。

なのになぜ純利益は-1.2億円の赤字なのか?

ニューヨークにある11店舗のうち7店を閉店し、24.7億円の特別損失を計上した事が原因です。

会計マメ知識
経常利益ー税金ー特別損益=純利益

残る4店についても2店は業態転換するなど立て直しを考えているそうで。

昨年、日本の外食産業としては初めてナスダックに上場したのですが苦戦しています。

いきなりステーキがナスダックに上場!日本から13社目

2018.10.02

では日本国内の業績は好調なのか?

詳しく見ていきましょう。

いきなりステーキの国内事業について

いきなりステーキの売上推移

単位:百万円

2017 2018 成長率
直営 21,111 39,642 188%
FC 5,894 14,488 246%
合計 27,005 54,130 200%

国内はめちゃくちゃ伸びてます。この規模で2倍の成長

いきなりステーキの店舗数推移

2017年 2018年
店舗数 188 397

店舗数が1年間で倍以上に増えています。

人材不足と言われている中での倍増はかなりすごい。

問題は既存店の客数売上

しかし昨日書いた鳥貴族の事例と同じく既存店の客数売上が落ち込んでいます。


画像参照:ペッパーフードサービスIR

既存店売上高20184月から11カ月連続で前年割れ。

1年間で店舗数が2倍になった訳ですから自社競合になっているのでしょう。

もしくは競合店が増えて競争力が落ちているのか?

似たような業態のお店が増えてきているのは事実で、牛丼の松屋も新業態で「ステーキ松屋」を始めるそうです。

「ステーキ屋松」
看板メニューの「松ステーキ」200グラム 税込み1000円の肉などを販売。
松の肉は肩甲骨周りのミスジを使い、岩盤石で提供されるとのことで、話題になっている。

ここからどんな戦略を採ってくるのでしょうか?

いきなりステーキ止まらない

最後に2019年度の計画を見てみましょう。

いきなりステーキの店舗をさらに増やします。

397店舗→607店舗(153%

すげぇ。

他社の追随を許さないくらい出店するのでしょう。

それに合わせて売上と営業利益も増やす計画です。

売上635億円→936億円(147%

営業利益39億円→56億円(145%

これが正しいのかどうか?

セオリー通りだと急拡大はスタッフの教育が追い付かず、サービス、品質清潔感の低下に繋がるリスクがあります。

しかし正直なところ成否は私にも分かりません。

株式市場は積極的な出店計画に対して慎重になっているようです。

普通の感覚ではここまで積極的な出店は出来ないでしょう。

でも、だからこそやる価値がある。

一瀬社長はいきなりステーキの可能性を信じているし、勝算があるからこそやるのでしょう。

 

いきなりステーキの積極出店はどんな結果になるのか?

そして同じく既存店の客数が減っている鳥貴族はどんな戦略を採ってくるのか?

今後も両社からは目が話せないです。

 

LINEで送る
Pocket

私達と一緒にNo.1を目指しませんか?
株式会社ドラフト採用情報

仕事は人生の3分の1の時間を占めます。だからこそ「仕事が楽しい」のは幸せな事。私達と一緒に楽しい仕事をしませんか?