インテリア業界における好調企業と不調企業の違いとは?

今日のブログはインテリア業界に転職するNさんに贈りたいと思います。

インテリア業界の売上上位企業

1位はニトリ。自社企画・開発した商品を海外で生産し、価格戦略を採っています。

2位は無印良品。シンプルなデザイン・上質な素材の家具が人気で「ライフスタイルを提案する」という差別化戦略を採っています。

圧倒的2社が存在する中で、今日注目したいのは「ベガコーポレーション」と「ミサワ」。どちらも上場している会社です。

好調ベガと不調ミサワ。その違いとは?

5年間の業績推移を見てみると売り上げは両社とも伸びていますが、営業利益も伸びているのは「ベガ」だけです。

両者の違いは何だ?というのが今日のテーマです。

と言っても違いは明白で“ベガはネット販売のみ”に対して、ミサワは”実店舗+ネット”で展開しています。

ミサワをもう少し詳しく

店舗:全国に51店舗+ネット通販

ブランド:1つ unicoのみ

ネット売り上げは全体の9.2%

飲食事業も展開しており、レストランが3店舗アリ

ベガをもう少し詳しく

店舗:ネット通販のみ

LOWYA LOWYA楽天 LOWYAヤフー LOWYAアマゾン 

LaLa Style自社 LaLa Style楽天

NoRZY自社 NoRZY楽天

sumica楽天

BAROCCA楽天

LESMORE楽天

ブランド:6つ

 

インテリア市場におけるEC化率は18%と非常に高い中で、ネットに特化したベガは勢いにのって急成長したという訳ですね。(アパレルは約10%)

ブランド数 「1つ」 vs「6つ」

「ブランドは1つに絞る」がセオリーですが、この事例で勉強になるのがブランドを1つに集中したとしても、戦う場所を誤ると多ブランド展開の企業に負けるという事なんですよ。

戦略においては「道天地将法」が大切で、全ての項目で相手に勝るのが理想です。

道:事業の理念は筋が通っているか

天:タイミング(時代)が合っているか

地:地の利があるかどうか

将:管理職やリーダーの能力が高まっているか

法:制度や仕組み、ルールが整っているか

ミサワは実店舗中心ですが、1位のニトリが470店舗、2位の無印良品が418店舗ですので、そこに割って入るには相当の戦略がないと難しい訳です。

それに対してベガはネット通販だけに集中して「地の利」があったので、ブランドを6つ展開して戦力が分散したとしても業績を伸ばせたんですね。

ネットも”戦う場所”を選択する時代

これからインテリア市場のネット化率がますます高まるにあたって、ニトリ、無印良品も今まで以上にネット通販部門に力を入れてくるでしょう。

現在、ベガは6ブランド展開していますが、これからネット通販に力を入れてくる企業が増えてくる状況で、いずれは1つのブランドに集中しなければならない時が来ると思います。ニトリと無印良品ですら1つのブランドしか展開していないのですから。

と、同時に「楽天、yahoo、amazon、自社サイト」など、ネット通販の中でも戦う場所を選択しなければなりません。

では、どうやって戦う場所を選択すれば良いかというと「自社の強み」が発揮しやすい場所を選ぶべきでしょう。

自社の強みが発揮しやすい場所で戦う

自社の強み(お客様が買う理由)は極論、「安い」か「他にない」の2つになります。

そしてさらに「他にない」は以下の6種類に分かれます。

・顧客対応
・製品設計
・製品特徴
・ブランド力
・テクノロジー
・流通方法

「自社の強み」がどれにあたるかを判断した上で、強みを発揮しやすい場所で戦うことが大切です。

例えばベガで買う理由は、IKEAのようにオシャレな家具がネットで安く買える「価格戦略」であるならば、モールや自社サイトなど販路を増やすのもアリだと思います。

私達のように「他にない」を展開していくならばモールでの展開より、自由度の高い自社サイトを中心に組み立てる方が良いでしょう。

こんな風に考えていけば、勝てる確率は飛躍的に高まるのです。

大変長くなってしまいましたが、Nさん新しい業界でも頑張れ!

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