ドラフトの戦略を作る時に役立った本を紹介します

戦略論

経営戦略の基本が学べるおすすめの5冊

世の中には「経営戦略」に関して書かれた本は沢山ありますが、基本となる考えは5つです。

経営戦略5つの基本

  1. 競争が起きる原因とは
  2. 差別化する
  3. マネされるのを防ぐ
  4. 集中する
  5. 戦略を共有する

ほとんどの本が上記の点に関して書かれていますが、今日は特におススメの5冊を紹介します。

最初にこの本を読んではいけない

経営戦略本の中で最も有名と言っても過言ではないマイケルポーターの「競争の戦略」


競争の戦略

最初にこの本を手にとる人は多いのではないでしょうか。

しかし、経営戦略を何も分からない状態で読むと痛い目にあいます。文章が難解で、頭に落とし込むのは難しい。値段も6,000円で500ページというボリューム。

確かにこの本には良い戦略の「定義」や「事例」が書いてありますが、「具体的な良い戦略の作り方」については書かれていません。

なぜならば、良い戦略作りは、実践しなければ身につかない、 反復しないと身につかない。そんな類の物だからです。

つまり「良い戦略」を作るには時間がかかるのです。けれども・・・ちゃんと解決策はあります。

まず最初に読むべきなのはこの本


新人OL、つぶれかけの会社をまかされる

こんな表紙で驚いた方もいるかも知れませんが、内容はかなり理論的。物語になっていて、誰にでも分かりやすい内容です。

この本で学べる内容

経営戦略について必要な知識がこれ1冊で学べます。

特に、「差別化ってどうすれば出来るのか?」が良く理解できます。

また著書の中に出てくる”BASiCS”という優れたフレームワークを使って、実際に自社の戦略を構築出来ます。「戦略を勉強したいけど、どこから手を付ければいいか分からない。」そんな人にこそおすすめの、戦略を学ぶにあたって最初に読むべき本です。

業績で悩んでいたり、進むべき方向に迷っていたらぜひ読んで欲しい本です。私はこの本を読むことで、自社の進むべき方向性を定める事が出来ました。この本のおかげで「良い経営戦略とは?」を深く追求できるようになりました。本当に読んで良かったなと思える1冊です。

私は著者の佐藤さんにもお会いした事がありますが頭の回転が速く、めちゃくちゃ良い人です。

自社の戦略がマネされるのを防ぐ方法がある

「せっかく考えた戦略がマネされたらどうしよう?」

”良い戦略”が出来た後に思うのは、これではないでしょうか。誰だって一生懸命考えた戦略がマネされるのはイヤですよね。私も同じ事を思っていたのですが、「本当に良い戦略」とはそんな悩みをも解決してくれるのです。

実は、新人OLの本には続編があります。


新人OL、社長になって会社を立て直す

この本で学べる内容

”自社の戦略をマネされないようにする方法”が学べます。

戦略がライバルにマネされないように、戦略により深みを持たせる事が出来るようになります。新人OLの2冊を読んでおくだけで「経営戦略はどのように作ればいいのか?」が理解できると思います。

ちなみにドラフトでは全員が新人OLシリーズを読んで勉強しています。

新しく入社した方には、もれなく1冊ずつプレゼントされますよ。

「競争の戦略」には要約版がある

上記の2冊を読んだ後でおススメしたいのが、冒頭で紹介した”競争の戦略の要約版”です。


〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略

この本で学べる内容

経営戦略5つの基本 ①~⑤が学べます。

特に、”競争が起きる原因”と”マネされるのを防ぐ”は知っておいた方がいいです。

そもそも競争の戦略はマイケル・ポーターの「なぜ同じ業種でも業績の良い会社とそうではない会社があるのか?」「なぜ競争が生まれるのか?」というシンプルな疑問から生まれた本です。

新人OL~を読んだ後ならば、きっと内容を理解できるはずです。”良い戦略”というものがより深く理解できますし、「新人OLを読んで作ってみた自社の戦略が正しいのかどうか?」「自社の戦略をもっと深掘りする事は出来ないか?」を考えさせてくれる本です。

経営戦略に携わるような仕事をしているなら、1度は読んでおくべき価値がある本でしょう。

ランチェスター戦略は”集中するメリット”を教えてくれる

ランチェスター経営のカリスマ、竹田陽一先生が書いた本です。


ランチェスター経営であなたの会社が強くなる

この本で学べる内容

”なぜ戦力を集中させなければならないか”が学べます。

「戦力を集中するメリットと、集中させないデメリット」を数字を使って説明しているので非常に説得力があります。

優先して強化するべき商品はどう決めるのか?迷っていたらぜひ読んでみて下さい。戦略を学んだ後に読むと、納得する内容が盛り沢山です。

全ての戦略はここから生まれた”孫子の兵法”

”孫子の兵法”は今から2,500年以上前の中国で「孫武」によって書かれた、「戦いの真理」の本です。


最高の戦略教科書 孫子

こんな大昔の本がなぜ今でも有名なのかと言うと、現代のビジネス戦争を勝ち抜くにも有用だからです。諸葛孔明、武田信玄、徳川家康など歴史的にも有名な戦略家はもちろん、現代だとスティーブ・ジョブズも学んだそうですよ。

この本で学べる内容

経営戦略5つの基本 ①~⑤が学べます。

戦略だけでなく人材教育などマネジメント全般について書かれています。

特に、”戦略を共有する大切さ”が学べます。

”孫子の兵法”の原本は13篇もある超大作ですが、なんと全13篇のうち、6篇が「いかにして戦わないか」について書かれています。

戦わないと言っても平和主義者という事ではなく、

  • 相手が戦う気も無くすくらいの強い組織はどうやって作るのか?
  • 自分も相手も犠牲を少なくするにはどうするか?

という事が書かれています。兵法書なのに面白いですよね。そんな兵法書が語る戦略ですから、実践篇の最初には”確実に勝てる戦いしかしてはいけない”と書かれています。

孫氏が語る確実に勝てる戦い方の1つには、こう書かれていました。

「敵の戦力を10に分断させ、分けた小隊に対して、自軍は全兵力を1つに集中して攻撃すること」

戦略の天才も2500年以上前から、「勝ちたければ集中しろ」って言ってるんですね。現代の上手くいっている企業もそのほとんどが事業を集中しています。

つまり、自信を持って集中すればいいんじゃないでしょうか。例えライバルが新しい業態の店や新しい事業を始めたとしても、焦る必要はなくて、「戦力を分断してくれてるんだな。ラッキー」くらいに思っていた方が良いのです。新しい事業をどんどん展開して上手く勝つ人もいるでしょうが、勝つ確率を高めたいなら、1つに戦力を集中するやり方が有効なのです。

最後に

以上が私がおススメする経営戦略を学べる5冊です。

これらの本を読んで思った事は、素晴らしい本を読む事は、圧倒的に時間を節約する事になるという事です。

「戦略の基本を理解し、自社の戦略を構築する」

その作業をイチから自分でやろうとすると何十年かかるか分かりません。しかし、これらの本を読むだけで過去の偉人が残した、何十年分の知識を一瞬で得る事が出来るのです。

若いうちは、失敗経験から学んでいても構わないと思うのですが、経験を重ねていったり、規模が大きくなったりすると、そういう訳にはいかなくなります。きっと本当に賢い人や成功者は本を読む事で過去の、もしくは他人の失敗を学んでいくんですね。

その知識がある上で、新しいことに挑戦していくべきなのでしょう。本を読むって大切だなと改めて気づかせてくれた5冊でした。

上記の本を基に作った戦略がこちら

ドラフトがなぜ伸びる企業なのか?戦略を説明します

2017.08.29

さらに効率よく戦略を学びたい方へ

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