RESEARCH / 2026.09.06

「30秒で御社のAI活用度が分かります」。ある診断ページに、そう書いてありました。今日は「AI導入 診断」と近い言い方でGoogleを検索して、返ってきた「診断」を開けるだけ開いています。事業者が出しているものが13件。本文まで読めたのが10件。そのうち8件が無料でした。8件が自分で名乗っている所要時間を、全部足してみたんです。24分。8件ぜんぶで、24分でした。
30秒で分かるのは、答えた方の手ごたえです
なぜ数分で終わるのか。8件とも、選択式の設問に答える形だからです。設問はいちばん少ない診断で5問、いちばん多い診断で27問。答えるのは、画面の前にいる方お一人です。会社の数字を出す欄も、書類を添える欄も、8件のどこにもありませんでした。だから30秒で終わります。8件が測っているのは、答えた方が自社をどう見ているか。会社そのものには、まだ誰も触れていません。
これは、よくできた入り口です。
24分で8通りの視点が手に入る買い物は、そうそうありません。書き方にも差がありました。1件は「その後の個別相談や社内研修は、ご希望された場合のみ別途お見積り」と添えたうえで、営業活動が自動的に発生することはないと明記しています。無料の診断を配るなら、この一行があると読む側は安心して受けられます。もう1件は、料金を数字で出していました。診断が20万円から。最短2週間で「やる/やらない」を判断する、と書いてあります。金額と日数が並んでいれば、読んだ側は他社と並べて比べられます。残る8件は、点数を出したところで終わります。7件が点数かランクかレベルを付け、3件がレーダーチャートを描き、3件が面談を案内していました。診断のために会社の数字や書類を見ると書いていたページは、10件のどこにもありません。
私たちが診断で見るのは、御社でいま測れている数字と、測れていない数字です。DAY1に90分だけお時間をいただきます。DAY2とDAY3で棚卸しをして、DAY4とDAY5でAIに渡せる仕事を切り出し、DAY6とDAY7で設計図を1枚にまとめます。お渡しするのは3つ。どれから、どの順で、いくらで、何人分の仕事が回るようになるかを書いた設計図。測れている数字と測れていない数字を並べた棚卸し表。それと、その場で質問していただける60分のご報告です。10万円、1週間。診断で決めた順番どおりに構築へ進みますし、この診断を通していない構築は、そもそもお受けしていません。無料の診断は、受けて損はありません。受けたあとに、1つだけ確かめてみてください。「この点数は、うちの何を見て付いたのか」。設問の集計しか返ってこないなら、その点数は御社ではなく、答えた方の手ごたえに付いています。そこから先へ進むために要るのは、どれから手をつけて、いくらかかるかを書いた1枚です。
この記事の測り方(同じ手順で確かめられます)
| いつ | 2026年9月6日 |
|---|---|
| 何で | Google(日本語・ログインなし) |
| 検索した語 | 「AI導入 診断」と、近い言い方4つ(「AI導入 診断 サービス 企業 有料」「AI導入 診断 無料 企業 現状分析」「生成AI 導入 診断 アセスメント 中小企業 費用」「AI活用診断 無料 何問 スコア 企業向け」) |
| どこまで見たか | 返ってきた「診断」を重複を除いて全部。事業者が出しているものが13件で、本文を開いて読めたのは10件 |
| 数えたもの | 料金/設問数/所要時間/診断の結果として出てくるもの/診断のあとに案内されるもの |
| 数えていないもの | 医療のAI画像診断(同じ語で返ってきますが、別のものです)。個人の方が書いた記事1件と、提供元の分からないページ1件。本文を読めなかった3件(2件は403が返り、1件は本文を取り出せませんでした) |
数えた結果(生の内訳)
| 1 | 事業者の「診断」として見つけた | 13件 |
| 2 | 本文を開いて読めた | 10件 |
| 3 | 読めずに除いた | 3件 |
| 4 | 読めた10件の料金 | |
| 5 | 無料 | 8件 |
| 6 | 有料(20万円〜と数字で明記) | 1件 |
| 7 | 料金の記載なし | 1件 |
| 8 | 無料8件が名乗っている所要時間 | |
| 9 | いちばん短い | 30秒(5問) |
| 10 | いちばん長い | 8分(27問) |
| 11 | 8件を全部足すと | 24分 |
| 12 | 設問数を書いていた | 7件 |
| 13 | 無料8件が出すもの(重なりあり) | |
| 14 | 点数・ランク・レベルなど段階の判定 | 7件 |
| 15 | レーダーチャート | 3件 |
| 16 | 面談・無料相談の案内 | 3件 |
| 17 | 診断のために会社の数字や書類を見ると書いていたもの | 0件 |
無料の診断8件が名乗っている所要時間の、合計
24分
2026年9月6日に、「AI導入 診断」と近い言い方4つでGoogleを検索しました。返ってきた「診断」のうち、事業者が出しているもの13件を対象にし、本文を開いて読めた10件を数えています。無料は8件。所要時間は各社が自分のページに書いている数字をそのまま足しました。1件だけ「1〜2分」と幅があるので、中を取って1分30秒として計算しています。会社名は挙げません。この語で調べたときに何が出てくるか、という話をしているからです。同じ手順で、どなたでも確かめられます。
確かめた出所
- ATD「最短で効果を出す!AI導入診断/PoCプラン」/10件のうち、料金を数字で出していた1件。AI導入診断が「200,000円 ~」、PoCが「2,500,000円 ~」、両者のセットが「2,200,000円 ~」。期間は「最短2週間で『やる/やらない』を判断。6週間で小さくPoC」。診断で出すものは「費用対効果の算出とAI適合性チェック」。2026年9月6日に閲覧 出所を見る
- 株式会社MomentumStudio「【無料】たった8分で組織のAI活用レベルが分かる『AI活用度診断』を提供開始」(PR TIMES)/無料8件のうち、いちばん設問が多く、いちばん時間のかかる診断。全27問・所要時間は約8分。出てくるものは100点満点の総合スコア、S〜Eの6段階ランク、カテゴリ別スコアのレーダーチャート、業界平均との比較、強みと弱みと推奨アクション。診断レポートは1〜2分以内にメールで届き、そのあと30分の無料フィードバック面談が用意されている。2026年9月6日に閲覧 出所を見る
- Aetheris「無料AI業務診断」/無料8件のうち、いちばん短い診断。5つの質問・30秒で完了・完全無料・登録不要。診断結果と御社向けAI活用の具体提案が24時間以内にメールで届く。より詳しい分析を希望する人へ「まずは無料で相談する」の案内がある。2026年9月6日に閲覧 出所を見る
- 有限会社コースター「中小企業のための AI導入・DX簡易診断(無料)」/簡易診断と結果コメントの送付は無料。所要1〜2分。出てくるものはAI・DX活用レベルの目安、効果が出やすい入り口を1〜3ポイント、「まずこれだけやってみる」の一歩目を3行程度のコメントでメール送付。「その後の個別相談や社内研修、ツール導入支援などは、ご希望された場合のみ別途お見積り」とし、営業活動が自動的に発生することはないと明記している。2026年9月6日に閲覧 出所を見る
AI導入にいくらかかるのかを、実際に調べて書いています。数字には毎回、出所をつけます。